一日目にはまず、美術ギャラリーでミロの作品を観察です。ギャラリーエデュケーターの杉浦先生やスタッフのお姉さん、お兄さんと一緒に、ミロさんがどんな人だったのかを一生懸命に想像します。その後、アートスタジオに移動して、今度はバンダナ作りに挑戦です。ミロさんのように、自分だけの「マーク=印」を作ろうとがんばりました。
二日目はアートスタジオで壁画制作とマリオネット作りに挑戦。ミロさんみたいな大胆で鮮やかな色彩の壁画作品が完成してゆきます。マリオネット作りは、年上の子供が年下の子供を自然に手伝う雰囲気のなかで進行しました。出来上がったマリオネットはそれぞれの個性が輝くような作品ばかり。
ワークショップに参加した子供達は、確かに「自分だけのミロ」を心に印象づけて帰ったようでした。
ミロ展では、子供たちを中心にしたギャラリー・トークを数多く企画しました。
毎週日曜日に市内中学生を主な対象とするギャラリートークを設けたり、休館日を市内小中学佼に開放して、学芸員とボランティアガイドスタッフが解説を行う、学年単位でのミロ鑑賞ツアーを実施しました。床の上に座って、「これは何に見えるかな?」と自由な発想で眺めながら、多くの子供たちが楽しい時間を過ごしました。



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